青森市男女共同参画推進施設

令和2年度「カダール」事業報告一覧

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令和2年度「カダール」事業報告一覧

【新型コロナウイルス感染防止対策について】
 カダールでは、座席の減数、入室毎の手指消毒のお願い、
 検温、消毒液の設置、注意事項を記した案内板、
 参加者へのマスク着用の呼びかけなどの対策を講じ、
 三密にならぬよう開催しております。

【報告】国際女性デー記念講演会
「Girls be ambitious!~アフリカで働いた経験から~ 元JICA隊員と考える女性の生き方」

日時:2021年3月6日(土) 13:30~15:30
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:53人
対象:一般市民

◆講師◆
平家穂乃佳(元JICA青年海外協力隊員・看護師)

 JICA青年海外協力隊への関心の高さからか、多くの方が参加されました。
 コロナ禍のため、受付時にはマスク着用の確認、手指の消毒、検温、名簿の確認を徹底しての開催でした。
 室内には、ザンビアの民族衣装や通貨、避妊薬、シマ(とうもろこしの粉)などを展示し、よりザンビアを身近に感じられるように工夫し、講演ではパワーポイントの資料やクイズ形式を多用し、参加者の関心を引いていました。

 アンケートからも9割以上の「満足」の回答があり、「ザンビアを身近に感じた」「日本よりGGI指数が高くてビックリ」などの好意的な感想を多くいただきました。
 ロールモデルのお話とともに、ピンクリボンとパープルリボンがスタンプされたマスク(NPO法人あおもり男女共同参画をすすめる会作製)をお土産に、
国際女性デーにふさわしい講演会となりました。

【報告】ハラスメントから自分を守る! セクハラ・パワハラ… 被害者・加害者を出さないための対処法

日時:2021年2月24日(水) 13:30~15:30
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:30人
対象:一般市民

◆講師◆
沼田 徹 弁護士(沼田法律事務所)

 職場におけるパワーハラスメントの現状、内容や取り組むべきことを明確化するために事例をもとに具体的内容について正しく理解する機会となりました。
 参加者の感想からも、「とてもわかりやすく勉強になった」 「事例を提示していただきわかりやすかった」「実際の弁護士の先生からお話を伺えてよかった」などからも、講師の説明が大変分かりやすく理解できたことがうかがえます。

 質疑応答の時間を設けたことで「質問依対しても適切なアドバイスをいただくことができてよかったです」という感想もありました。今後の生活に対して大いに生かせる、タイトル通り「ハラスメントから自分を守る!セクハラ・パワハラ・・・被害者・加害者を出さないための対処法」を学ぶ講座になりました。

【報告】令和2年度 カダールフェスタ ~市民活動企画展~

日時:2021年1月23日(土)~31日(日)
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」、駅前スクエア(アウガ1階)
参加団体:35団体48企画
対象:一般市民

カダールフェスタ・オープニング20周年記念「RBG 最強の85才」上映会&連続参加団体表彰式

日時:2021年1月23日(土) 13:30~15:40
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」AV多機能ホール
参加人数:104人
対象:一般市民

 2001年にはじまったカダールフェスタ(市民活動企画展)は記念すべき20周年を迎えました。
 コロナ禍ということもあり、20年連続参加団体表彰式と映画上映に絞っての開催となりました。受付では、マスク着用の確認、手指の消毒、検温器による体温測定、名簿作成など、あらゆる感染症対策を心がけました。

 20年連続で参加してくださった6団体には、感謝を込めて当館館長から表彰状を1人ずつ授与し、表彰式の前には、過去のカダールフェスタの様子を1分間の映像にまとめ上映しました。また、一言ずつコメントを発表する際には、スクリーンに団体の写真を入れて活動が理解できるような工夫もしました。

 映画「RBG 最強の85才」の上映会には、「素晴らしい女性の存在を知った」「女性が信念をもって生きる大切さを教えてもらった」「たくさんの人に観てほしい」「貴重な映画」「生き方がかっこいい」「今を生きるために闘いたいと思った」「コロナ禍を乗り切る知恵と元気をもらった」などと大絶賛の声をいただきました。
 来場者が100人を超えたことで、カダールフェスタを大いにアピールする機会になったと思います。

終活よもやま話~老後を楽しく生きるヒント

日時:1月25日(月) 13:30~15:10
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:63人
対象:一般市民

◆講師◆
髙松隆(上級終活カウンセラー)

 講義の内容はとてもわかりやすく、講師の経験に基づく明るい話術も相まって、大変好評でした。終活は、死の準備ではないという意味を丁寧に伝えていたので、参加者からは「もう一度自分の今後の在り方を見直す良い機会になった」「大変勉強になった、参加して良かった」との感想がありました。
 一方、「時間が足りなかった」「シリーズ化してほしい」との要望があり、終活について知りたいという市民の需要は大きいと感じました。   
 今後、終活におけるキーワード毎に問題を深く学ぶ機会も考えてみたいと思います。

カダールdeシネマ『グリーンブック』 無料上映会&シネマカフェ

日時:1月31日(金) 13:00~15:45
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」AV多機能ホール、研修室
参加人数:上映会…97人、シネマカフェ…8人
対象:一般市民
共催:NPO法人あおもり男女共同参画をすすめる会 シネマ部会

 コロナ禍のため、受付ではマスク着用の確認・検温・手指の消毒・名簿作成など感染症対策を心がけた。また座席は1つずつ空けて着席してもらうように促しました。
 アンケートからは、「コロナ禍で迷ったが、来て良かった」「心温まるストーリーだった」「素晴らしい実話!幸せになった」「差別のない社会であってほしいと痛感した」「言葉は不要。最高でした」「スタッフの細やかな心遣いに感謝」など大絶賛の声をいただきました。
 後半のシネマカフェでは感染症対策として飲み物の提供を停止しました。少人数のためマイクなしでラフに語り合い、一つの映画をそれぞれの視点で共有することができました。
 毎年楽しみにしている参加者が多く、今後も男女共同参画の視点で上質な映画を選ぶために日々研鑚を積んでいきたいと思います。

プチマルシェ

日時:2021年1月25日(月)、27日(木)、28日(金) 10:00~16:00
場所:駅前スクエア(アウガ1階)
出店者人数:7人

 カダールで「プチ起業塾」を修了した女性たちが、実践的な経験を積むチャレンジショップを、今年は3日間にわたって開催しました。
 出店したのは、フラワーエッセンスカード診断の「ふっとらっく」、数秘術とタロット占いの「占いroomルナシルク」、ハワイアンロミロミ&ホットストーントリートメントの「Plumeria Lima」、筋反射テストの「Kinesiology note」、手作り菓子の「ケーキショップ アヴニール」、願いを叶えるメモリーオイル「Fēlicien」、手作り布小物の「mammy-mell 」と、バラエティ豊かな7つのショップ。新型コロナウイルス対策、お客様対応や商品レイアウトなどに苦心しながらも、終了後は「楽しかった」「今後に向けてヒントを得られた」「仲間ができた」と、どの出店者も満面の笑顔でした。

【報告】LGBTQをはじめとする性的マイノリティへの理解 ~知ろう 語ろう 語らなくても大丈夫 セクシュアリティのこと

日時:2020年12月12日(土) 13:30~15:30
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:17人
対象:一般市民(高校生以上どなたでも)

◆情報提供◆
 千田晶子(カダール館長)
◆話題提供◆
 阿部美智子(カダール事業主任)
 斎藤麻貴子(カダールスタッフ)
 越田安耶子(アコールスタッフ

 LGBTQをはじめとする性的マイノリティに関する基礎知識を理解したうえで、一人ひとりのSOGIが尊重され、差別や偏見なく、誰もが「自分であること」を認め合いながら生きていける社会構築のために「できること」について、気楽に語り合い、全員で共有する場を持つことができました。
 スタッフ3人による書籍や映画・ドラマをみての感想は性的マイノリティの現状を理解するためのヒントがたくさんあり、データやわかりやすい物語のエピソードを通して関心をもつ機会となりました。
 グループトークでは、講座タイトル「語らなくても大丈夫」にのっとって、グランドルールを説明し、それぞれの意向を尊重するように促した結果、高校生を含め多様な年代や立場のメンバーが自由にかつ率直に話し合える場をつくることができた。アンケートの自由記述には「トークの時間が足りなかった」「楽しく参加できた」「SOGIという言葉を初めて知った」などとあり、参加者にとって有意義な時間となったことがうかがえました。
 次回また同様のテーマの講座を開催するならば、映画やドラマまたは事例などから、さらに踏み込んだ内容について、より具体的に話し合う時間を共有することも考えたいと思います。

【報告】女性に対する暴力をなくす運動 記念講演会「13歳、『私』をなくした私~性暴力と生きることのリアル~」

日時:2020年11月14日(土) 13:30~15:30
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:25人
対象:支援員、相談員、一般市民

◆講師◆
山本 潤(一般社団法人Spring代表理事)

研修室では初めてとなるオンラインでの講演会でした

 コロナ禍のため、受付時に検温・手指の消毒・マスク着用等を徹底しました。
 本講座は、当初昨年度末の講座として予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため直前に取り止めとなり、延期されての開催となりました。
 当日はZOOMを利用して、東京の講師と「カダール」研修室を結んでのリモート講演会でした。アンケートからは、「できることを考え行動したい」「なぜ性被害を相談できないのかが理解できた」「幼児期からの教育の必要性を痛感した」などの声があり、今年度の「女性に対する暴力をなくす運動」のテーマ「性暴力を、なくそう」に即した内容の講座になったと感じました。   

【報告】カラフルリボンイベント ~アウェアネスリボンに込められた意味を知ろう~

日時:2020年11月14日(土) 10:00~16:00
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」
参加人数:441人(延べ参加人数)
対象:一般市民
協力:明治安田生命保険相互会社青森支社 青森観光通営業所
   カッチャートプロジェクト

リボンラリーの景品交換所の様子

 延べ参加人数441人と、子どもから高齢者まで楽しめるイベントとなり、当初の目的通りたくさんの方々にアウェアネス・リボンを知ってもらう機会となりました。
 また、カラフルリボンラリーで5色のリボンを集めアンケートを提出すると先着100名に景品交換を実施し、多くの方の参加状況を確認することができました。

ピンクリボンは、乳がん検診の大切さ、乳がん患者さんへの支援を示す 世界共通のシンボルです

 次年度は、高齢の方も楽しめる催物も検討したいと思います。 
 また、図書館への来館者にカダールイベントにも足を向けてもらえるような仕組みやアウェアネス・リボンに関する気づきが行動につながるようなしかけも工夫したいです。

【報告】あらためて知ろうドメスティック・バイオレンス(DV) ~始まっています、DV加害者更生教育プログラム~

日時:2020年11月4日(水) 13:30~15:30
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:35人
対象:一般市民 及び 支援者・相談員

◆講師◆
田仲 昌子(パープルリボンまゆら)
松山 佳子(パープルリボンまゆら)

 本講座はDVとは何かという基本から、現役の相談員・支援員もまだ馴染みのないDV加害者更生プログラムに、東北で初めて取り組んでいる講師の実体験をまじえた話など、多角的にDVについて学べる講座となりました。
 講師からは、DVを助長する偏った価値観に囚われぬように、子どもたちへのジェンダー平等に関する教育やデートDV防止教育が重要である事も説かれ、また加害者更生教育プログラムでどんな取り組みを行っているか、DV加害者がどんな価値観なのかなど、いずれも現場で実際に関わっている実践経験をまじえた話に参加者らは熱心に聞き入っていました。
 アンケートからは「もっと若い世代からDVについて知る必要があると私も思う」や「若い人への教育が必要」などの声があり、参加者らはDV加害者にも被害者にもならないように若い世代への教育が重要であることを感じたようでした。

【報告】ウィズコロナ時代の男の生き方~多彩なチャンネルを求めて~「青森は寂しくなってるぞ…志功・ねぶたetc.青森知るべし!」

日時:2020年11月7日(土) 13:30~16:00
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:37人
対象:一般市民

◆パネラー◆
第1部「青森の文化~美術館、棟方志功 etc.」
 佐々木高雄 (ジャーナリスト)
 小山内誠 (男の生き方塾OB会 男塾ROCKの会)

第2部「青森の文化~ねぶた」
 佐々木てる (青森公立大学 経営経済学部 地域みらい学科 教授) 
 三野秀雄(男の生き方塾OB会 カダールで“かだる”会)

第2部「青森の文化~ねぶた」の様子

 今回も企画委員がパネラーやコーディネーターを務めました。企画委員が普段から疑問に思っていることを題材としての講座は、参加者にとっても地域について考えるきっかけになりました。
 しかし、参加者自身が地域とどう関わるのか、何をしたいのかを深く考えるまでには至らなかった部分がありました。何度も会議を重ねての企画でしたが、参加者を巻き込む進行方法に課題が残りました。
 企画委員にとっては、講座を進行する上での役割がたくさんあり、その経験が各々のエンパワーメントにつながりました。

【報告】ウィズコロナ時代の男の生き方~多彩なチャンネルを求めて~「新しい生活スタイルは、おひとり様からのスタートだ!」

日時:2020年10月31日(土) 13:30~16:00
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:40人
対象:一般市民

◆コーディネーター、パネラー、アドバイザー◆
コーディネーター
 平田公成 (男の生き方塾OB会 男塾イレブン)
パネラー
 阿部弘一 (男の生き方塾OB会 カダールで“かだる”会)
 太田健一 (男の生き方塾OB会 男塾ROCKの会)
 三野秀雄 (男の生き方塾OB会 カダールで“かだる”会)
アドバイザー
 高島一美 (NPO法人SOLO 理事)

パネラーやコーディネーターをはじめ、司会や受付も企画委員が務めました

 講座には、一般市民から男の生き方塾OB会のメンバーを含めた20代から80代まで幅広い層が参加しました。おひとり様や退職後の生活、地域とのつながり、終活など関心の高いテーマを企画委員が選出し、パネラーも務めました。
 参加者らは言葉巧みなパネラーの主張に頷きながら非常に集中して聞き入っていました。
 後半はコーディネーターが参加者の意見や感想を積極的に引き出して議論を進めていき、「パートナーを大切にするとはどういうことか」や「男女共同参画の本質とは」という話し合いにも発展しました。会場は非常に意欲的かつ和やかな雰囲気でした。

パネラーの経験や思いを順番に語っていきます

 アンケートでは、「人との関りを大切にしている人の話を聞けて参考になった」や「生きがいについて考えたことがなかった、改めて考える機会にふれて良かった」など、自身の生き方を改めて見つめ直したいという意見が見られました。
 また会場からは、講座に参加していない、外に出て来ない人に“今日の講座のテーマ”を届けることが重要なのではないか、という新たな課題を提示する声もあがっていました。

【報告】青森市男女共同参画推進月間・ピンクリボン月間事業「じゃらんじゃらん『ストレッチCafé』~デトックス効果のあるお茶をいただきながら~」

日時:2020年10月30日(金) 13:00~15:00
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」AV多機能ホール/研修室
参加人数:32人
対象:一般市民
共催:NPO法人あおもり男女共同参画をすすめる会

◆講師◆
西川悦子(公益社団法人日本3B体操協会青森県支部公認指導士)

椅子を使ったストレッチもありました

 コロナ禍の中、まだまだ終息したとは言えない状況での開催であったため、
参加者の方々にもご協力いただき3密対策を十分に行いました。
 体操はストレッチが中心で、参加者からは「心身ともに、とてもリフレッシュできた」「満足できる内容で音楽にも癒された」と大変好評でした。
 また、共催のNPO法人が制作したピンクリボン啓発ソングにのせてのリンパ体操は、sinonさんのやさしい歌声と講師の振り付けがマッチして「毎日でもやりたい」との感想があり、こちらも好評でした。
 カフェではお茶を飲みながらの手法が成功し、ゆったりとした雰囲気の中、過去と現在の社会環境を比較するなど男女共同参画の視点にも話題が広がりました。

【報告】カダール映画の日2020「おじいさんと草原の小学校」無料上映会

日時:2020年10月21日(水) ①10:00~11:45 ②13:30~15:15 ③18:00~19:45
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」AV多機能ホール
参加人数:51人
対象:一般市民

◆上映映画◆
『おじいさんと草原の小学校』 2010年/イギリス/103分
 監督:ジャスティン・チャドウィック
 出演:ナオミ・ハリス、オリヴァー・リトンド

 1つの作品を1日3回上映する「カダール映画の日」は今回で10回目となります。『おじいさんと草原の小学校』は、「平成26年度市民活動企画展カダールdeシネマ」で初上映、その後、27年度の「映画の日」で再上映、今回3度目のアンコール上映です。上映時間を午前・午後・夜間の3回に分けたことで、10代から80代までの幅広い年齢層の人々が参加し、さまざまなライフスタイルに合わせて鑑賞することができたと思います。
 今回はコロナ禍初の映画上映会ということで集客が危ぶまれましたが、最終的に51人の参加者を数えることができました。
 アンケートには「教育の大切さが伝わった」「深く感動し、元気が出た」「信念を貫くこと、権力に屈しないこと、そして許すことを学んだ」「何度も上映してたくさんの人に観てほしい」など満足度の高い感想が寄せられました。
 次回開催を期待する声も多く、今後ますます「カダール映画の日」が定着していくように作品選びに励みたいと思います。

【報告】プチ起業塾実践セミナー

日時:2020年10月16日(金) 14:00~16:00
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:8人
対象:「プチ起業塾」修了生

◆講師◆
佐々木香織さん(スイーツデコMIMY主宰)

 毎年開催している「プチ起業塾」の修了生を対象に、プチ起業に向けて より実践力をつけてもらうことを目的として初めてセミナーを実施しました。講師の佐々木さんは、ご自分のイベント出店のブースを会場に再現。物の配置や雰囲気づくりのための小物づかい、テーマカラーの利かせ方など、とても具体的に丁寧に説明してくださいました。
 また、お客さんへの声のかけ方、値段つけの考え方、さらにはコロナ禍におけるイベント出店の必須アイテムや工夫などなど、これから「プチ起業」にチャレンジしようとしている参加者にとっては、聞き逃せないことばかりでした。
 参加者からは活発に質問が寄せられ、それぞれの現在の課題や悩みについて皆で考える時間を持つこともできました。
 カダールでは、これからも、女性たちが個性や能力をいかんなく発揮するために役立つ働きかけや場づくりを行っていきます。

【報告】青森市男女共同参画推進月間オープニングイベント 記念講演会「自分が決めるしあわせのカタチ 『ない』生活は豊かだった!」

日時:2020年10月10日(土) 13:20~15:00
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」AV多機能ホール
参加人数:114人
対象:一般市民

◆講師◆
稲垣えみ子(元朝日新聞記者)

 平成8年10月22日の「男女共同参画都市宣言」、平成30年4月1日施行の「青森市男女共同参画推進条例」に基づき、10月は「男女共同参画推進月間」として様々な関連行事を実施しています。そのスタートにあたり、青森市男女共同参画推進表彰に続いて記念講演会をオンラインで開催しました。
講師にお迎えしたのは稲垣えみ子さん。東日本大震災 福島第一原子力発電所事故をきっかけに電気をなるべく使わない生活をスタートさせて、今では冷蔵庫を手放し、仕事をやめ、現代社会において あって当たり前のものが「ない」暮らしを送っておられます。

 講演では、普段の生活の様子やその中で稲垣さんが感じたこと考えたことを、たくさんの写真を紹介しユーモアを交えながら話してくださいました。いろいろなものを手放したことで「自由」と「豊かさ」を得たというお話は、私たち一人ひとりに「しあわせ」とは何かをあらためて問いかけるものでした。
 アンケートでは「楽しかった」というお声がとても多く、コロナ禍にあってもリモートで講師と参加者がつながり、よい時間を共有することができました。

【報告】プチ起業塾2020(2日間4講座)

日時:2020年8月28日(金) ①10:00~12:00 ②13:00~16:00
   2020年9月4日(金)     ③10:00~12:30 ④13:30~16:00  
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:15人
対象:女性

◆講師◆
①「わたしとプチ起業 ~一歩踏みだせば景色が変わる~」
  佐々木香織(スイーツデコMIMY主宰)
②「わたしのプチ起業 ~みんなで語れば何かが見える~」
  佐々木香織(スイーツデコMIMY主宰)
③「わたしのプチ起業、どう見せる?~プロから学ぶインターネット活用法~」
  蝦名晶子(ディーシーティーデザイン代表、
       NPO法人あおもりIT活用サポートセンター副理事長)
④「わたしがプチ起業する理由 ~大切にしたいこと~」
  たかはしたかこ(カッチャート・プロジェクト代表)

 イベント参加や自宅などでのサロン開業をめざす女性の「プチ起業」を支援する講座を開催しました。
  「プチ起業」の内容や対象が決まっている人、まずは一歩を踏み出したい人…現状は人それぞれでしたが、講義を聞いたり、一堂に会して(距離を保ちながら)「発表」や「会話」を重ねたりするなかで、皆あらためて自分の今とこれからについて考えを深めることができました。
 今年はコロナ禍での「プチ起業」のあり方や意味について意見交換する場面もあり、ひとりひとりにとって次につながる有意義な時間となりました。

【報告】実験ガールズ2020 ~ワクワク理科の実験を大学生の「センセイ」といっしょに体験!~

日時:2020年7月18日(土) 10:00~12:00 
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」AV多機能ホール
参加人数:30人
対象:小学生女子

◆講師◆
齋藤彩、笹原朋華、今村百花(弘前大学教育学部学生)
長南幸安(弘前大学教育学部教授) 

 毎年、女性の理系進路選択促進を目的として開催している「実験ガールズ」。今年は、新型コロナウィルス感染拡大防止に十分注意しながら実施しました。
 今年の実験は2つ。まず「カミナリをさける方法」では、各自 黒い用紙にアルミシート(シール)を切り抜いてつくった「地面」や「塔」「車」などを貼り、弱い静電気を起こす装置と銅線をつないだものをつかって「カミナリ」が起こる様子を観察しました。
 次に「塔」に細い針を設置し、そのそばで「カミナリ」を起こしたとき、その電気が針に吸収され「カミナリ」をさけることができるしくみを学びました。机の上で起こしたカミナリは青白い光線で、それが針(避雷針)に吸い込まれていく様子は、ミニチュアとはいえワクワクの連続でした。

 2つ目の実験は「人工いくらをつくってみよう」。コップに入れた乳酸カルシウム溶液に、オレンジ色に色づけたアルギン酸ナトリウム水溶液をストローを使って1滴ずつ落としていき、外側だけが膜で固まった「人工いくら」(本物そっくり!)ができる様子を観察し、その後ペーパータオルのうえに取って手触りも確かめました。参加者は終了時間ぎりぎりまで、いくつもいくつも「いくら」をつくり続けていました。
 市内のいろいろな学校から集まった参加者は、お互いすぐにうちとけ、協力しながら実験を楽しみました。「おもしろかった」「またやりたい」の声にこたえるためにも、来年また新しい企画で実験ガールズを開催したいと思います。

【報告】団体学習会2020 プロに学ぶ!思わず手に取りたくなるチラシの作り方

日時:2020年7月9日(木) 13:30~15:00 
場所:青森市男女共同参画プラザ「カダール」研修室
参加人数:32人

◆講師◆
奈良玲央奈(株式会社 協同 コミュニケーションデザイングループ
              クリエイティブディレクター/プランナー)

 7月9日に開催した団体学習会では、団体活動のスキルアップを目的とし、広告業界のプロを講師に、思わず手に取りたくなるチラシの作り方を学びました。コロナ禍の中、受講者にはマスク着用と手指の消毒を徹底しての開催、今年度初の事業となります。
 前半は、魅力的なチラシをつくるために、デザイン、キャッチコピー、文章、企画のそれぞれにポイントをおいてわかりやすく解説していただきました。
 どんな人に伝えたいのかを想像し、中身をじっくりと考えることが大切で、1つ軸が定まればブレずにチラシを作ることができるそうです。
 後半は質問タイムとし、パワーポイントの利点、イラストの使い方、高齢者向けチラシの作り方、ネットとのリンク方法など、多岐にわたる質問に対して的確にアドバイスしていただきました。

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